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環境に優しいホールガーメント横編機で
持続可能なモノづくりを実現

株式会社スノーピーク

アウトドア総合メーカーの株式会社スノーピーク様は、1958年に新潟県三条市で創業しました。
環境保全活動を重視している同社は、2018年7月、再生繊維の開発・製造、リサイクル事業などに取り組む日本環境設計株式会社と提携しました。2019年5月には、日本環境設計の技術力を活かした共同開発製品の第1弾としてSnow Peak「BRING T-shirt」を発売。10月には第2弾として同社の再生ポリエステル樹脂を採用した「HQ WHOLEGARMENT」を発売し、いずれも好評を博しています。人と自然にやさしいハイクオリティな製品の開発に貢献しているのが、SHIMA SEIKIの「ホールガーメント横編機」です。

破棄された衣料品を糸に戻してニットウェアに

「大量生産・大量消費が繰り返される現代、日本では年間約100万トンにも及ぶ衣料品が破棄されている。モノづくりに情熱を注ぎ、道具と人との間に生まれる特別な時間を大切にしてきたメーカーとして、この現状を変えたい」というエコロジーへの意識が高い同社のスタッフ全員に共通する切実な願いと情熱から生まれたのが“SNOWPEAK ReCYCLE PROJECT”であり、前述の「BRING T-shirt」や「HQ WHOLEGARMENT」です。

“SNOWPEAK ReCYCLE PROJECT”とは、思い出の詰まったテントや服を回収し、ポリエステルを取り出して精製、日本環境設計の工場で糸に戻し、スノーピーク様の工場で衣料品として新たな命を吹き込むリサイクルシステムのこと。原料を無駄なく使い、一着丸ごと立体的に編み上げるホールガーメント製品に仕上げます。モノや資源を大切にする人々の想いをつなげていくことで持続可能となる、有機的なリサイクルを実現しています。

1. 回収

2. 再生ポリエステル製造

3. 樹脂から繊維へ

4. 製品化

必要な分だけの糸を使う、無駄のない洋服づくり

こうした“SNOWPEAK ReCYCLE PROJECT”を実現しているのが、日本環境設計の再生ポリエステル製造技術、そして当社の主力製品である無縫製を実現するホールガーメント横編機です。今回「HQ WHOLEGARMENT」の開発にあたり、スノーピーク本社屋に導入されました。

通常、洋服を作る際には、一枚の布地から袖や身頃の形をカットするので、必ず捨てる部分が発生してしまいます。その点、ホールガーメント横編機の場合は、洋服を作る際に必要な分の糸だけを使うので、カットした際の隙間のゴミ、いわゆる端材が発生しないのが大きな利点です。

スノーピーク様によると、ホールガーメント横編機を選んだ理由は、「製造過程で無駄が出ないため、資源を有効活用でき、環境に優しいこと」。さらに「形、大きさ、デザインのカスタマイズが容易であること」が導入の決め手になったそうです。日本環境設計で製造している既存の糸の中から、ホールガーメントに合うものを提供されながらテストを繰り返し、商品開発を進めていったと言います。

また、スノーピーク様では、製品が編み上がる過程を、訪問者が見学できるオープンファクトリーとして公開することで、通常はブラックボックスとなってしまいがちなリサイクルの循環を体感できる貴重な機会を提供しています。

必要な分だけの糸を使う、無駄のない洋服づくり

スノーピーク様によると、ホールガーメント横編機を選んだ理由は、「製造過程で無駄が出ないため、資源を有効活用でき、環境に優しいこと」。さらに「形、大きさ、デザインのカスタマイズが容易であること」が導入の決め手になったそうです。日本環境設計で製造している既存の糸の中から、ホールガーメントに合うものを提供されながらテストを繰り返し、商品開発を進めていったと言います。

また、スノーピーク様では、製品が編み上がる過程を、訪問者が見学できるオープンファクトリーとして公開することで、通常はブラックボックスとなってしまいがちなリサイクルの循環を体感できる貴重な機会を提供しています。

縫い代が肌に触れずストレスフリーな逸品

ホールガーメント横編機を導入した結果について、スノーピーク様は大いに満足しているとのこと。「リサイクルの結果となる商品があること、さらに、その商品がどのように製造されているのかが伝わることで、お客様の店頭での反応が変わりました。これまで隠れていた工程までクリアになったことで、より多くの方がリサイクルに興味を持っていただけるようになったのではないかと考えており、実際に店頭での衣類の回収も増えています」と話されました。

「HQ WHOLEGARMENT」のシリーズは、ポリエステル100％で乾きやすく、コットンのような風合いが魅力。無縫製のホールガーメントで生産するため、着用時に縫い代が肌に触れるストレスが無いことも特長です。販売開始から1か月間、わずか5店舗のみでの取り扱いとなっていますが、既に100着を販売しています（2019年12月時点）。今後は海外での活動も視野に、販売の拡大をおこなっていく予定とのことです。