ホールガーメント®の特長を生かし、
産業の枠を超えたニット小物ビジネスを展開
株式会社タイコー
代表取締役社長
神田 一平様
創業以来、丸編みの活用範囲を追求
創業約70年となる当社は、これまで丸編機を活用し、靴下を中心に、独創的な製品を生み出してきました。約20年前には、それまでなかった左右専用の靴下を開発し、特許を取得。その後も、イタリア製の最新の丸編機を導入し、5本指ソックスを製造するなど、丸編みの技術を深耕してきました。
※丸編機は、円形を描きながら編んでいき、靴下など筒状のニットを高速に作り出せる機械。
ホールガーメント®に出会い、大きな可能性を直感
丸編機はあくまで円筒形のニットを作る専用の編機であり、徐々に技術の限界を感じていました。そんなとき、展示会でSHIMA SEIKIのホールガーメント®横編機 SWG®-N2シリーズの存在を知り、商品の幅を広げたいと導入を決めました。
ホールガーメント®横編機なら、丸編機ではできない自由なものづくりが可能です。例えば、5本指ソックスでも、丸編みだとどうしても指の先端がフィットしない編み方になってしまいますが、横編機ではそれを解消できます。さらに、ホールガーメント®であれば縫製が不要なため、生産工程にかかるリードタイムが短縮できるなど、多くのメリットがあります。
最近では靴下だけでなく、手袋、帽子、マフラーなどセットでの注文も多く、ホールガーメント®を活用すればそれら全てを作ることができるのも大きなメリットです。
このように、さまざまなアイデアをカタチにするためには、ホールガーメント®横編機が必要不可欠になっています。
医療機器や海外への展開も視野に
現在、地元大学との共同研究で、医療向け製品の開発や、海外の展示会にも積極的に出展しています。今後はホールガーメント®横編機を活用しながら、依頼されたものを作るOEM生産だけでなく、世界に展開できるオリジナルブランドを作り、地域や産業の壁を突破していきたいと考えています。
そのためにも、SHIMA SEIKIには既存のニットの枠を超える付加価値のあるものづくりができる製品を作ってほしいと願っています。
ホールガーメント®製品の一部
株式会社タイコー
創業 | 1989年 |
所在地 | 長野県長野市下駒沢五反田 |
事業内容 | 靴下、サポーター、手袋などニット関連商品の企画開発 |
URL | https://www.taikojapan.jp/ |
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