品質向上を目指した情報共有
各部署から推進委員を選任し、「QMS (Quality Management System) 委員会」を定期的に開催しています。取り組み報告に加え、課題の解決・改善の協議と情報共有をおこなうことにより、品質向上を目指し、お客様の立場に立った魅力ある製品の開発・提供に努めています。
SHIMA SEIKIグループは、「信頼される企業」、「なくてはならない企業」であり続けるために、事業活動を通じてステークホルダーの皆様との関わりを大切にするとともに、適切な情報開示を実施し、企業価値の向上に努めていきます。
SHIMA SEIKIは、「Ever Onward ―限りなき前進」の経営理念に基づき、「創造力」を発揮してユーザーニーズを先取りした魅力のある製品・サービスの開発・提供に注力するとともに、「最高機能の製品を経済的な価格でお届けする」というSHIMA SEIKIスピリットのもと、製品品質、顧客満足度の向上に努めます。あわせて「人に、地球に、やさしい製品づくり」を進めるとともに、「環境配慮型製品」の開発・提供を通じ環境保全に貢献しグローバル企業としての社会的責任を果たしていきます。
そのため、社長以下、全社員が「製品づくりのコンセプト 10 か条」を常に念頭に置き、品質・環境マネジメントシステムの計画的かつ効率的な運用、ならびにその有効性の継続的改善に積極的に取り組みます。
SHIMA SEIKIではお客様からの信頼に応えるため、品質管理を徹底しています。 下記体制を整え、品質を欠くことなく、安全・安心な製品を皆様にお届けしています。
*QMS (Quality Management System):品質マネジメントシステム
品質・環境マネジメント会議
品質向上を目指した情報共有
各部署から推進委員を選任し、「QMS (Quality Management System) 委員会」を定期的に開催しています。取り組み報告に加え、課題の解決・改善の協議と情報共有をおこなうことにより、品質向上を目指し、お客様の立場に立った魅力ある製品の開発・提供に努めています。
システム活用により品質管理を徹底
トレーサビリティの構築を進め、社内で連携されたシステムを活用することにより、データ上で生産工程を全て把握できるとともに、出荷後のお客様からのお問い合わせにもスピーディに対応でき、改善対策やメンテナンスス管理にも有効で、品質向上や製品の安定化を実現しています。
デザインシステムは品質マネジメントシステム認証を取得
新しい技術の開発とユーザー業界のさらなる発展のため、当社が設計、製造および販売する全ての製品に対し、品質マネジメントシステムの運用をおこなっています。この中で、デザインシステムの設計および製造業務において“外部認証機関によるISO9001 第三者認証”を取得しています。(認証取得:2002年9月24日)
お客様の製品を知的財産権で守ります
当社は、全自動手袋編機の開発をはじめ、横編機業界のリーディングカンパニーとして数々の世界初の技術や製品を生み出し、現在、国内外において1,100件以上の特許を保有しております。
当社のコアビジネスである横編機事業においては、「ホールガーメント技術」、「横編機等の機構・制御」、「ニットの編成技術」など幅広い技術について権利化を図ってまいりました。さらにデザインシステム、自動裁断機、手袋靴下編機についてもお客様が安心して当社製品をご利用いただけるように知的財産権の保護に全力を挙げて取り組む一方、秘匿すべき技術は、権利化を図らずノウハウとして蓄積しております。
当社が開発した技術は、当社グループの極めて重要な資産です。当社は、模倣メーカーによる侵害行為には監視、警告、必要に応じて法的処置を講じるなど適切な措置をおこなうとともに、当社が提供する製品やサービスが第三者の知的財産権を侵害していないか逐次確認をおこない、第三者が所有する知的財産権の利用にあたっては、契約を締結して利用するなど適切に対応します。
当社は未来の世代のために持続可能(サステナブル)な社会の実現を最重要課題であると認識しています。お客様であるアパレル・ファッション業界では、地球環境への負荷等、さまざまな課題に直面しており、当社はホールガーメント横編機やデザインシステム(SDS-ONE APEX、APEXFiz)をはじめ、環境配慮型製品、サービスの提供および開発を通して、持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。また、国内外の企業や大学とも共同研究をおこない、サステナブルなもの創りを支援する製品の商品化に向け、研究を続けます。さらにアパレル・ファッション業界にとどまらず、産業資材分野やメディカルの分野などに向けた、独自性のある技術についても知的財産権の権利化を進めます。
<当社の知的財産権に対する指針について>
(株)島精機製作所が保有する知的財産権についての指針
(株)島精機製作所が保有する商標についての指針
中期経営計画「Ever Onward 2023」における重点施策として掲げている①ホールガーメント事業の最強化、②ソリューションビジネスへの業態変換、③独自性を持った事業多角化の推進、④社会の変化に対応した経営基盤の再構築の4つの重点施策を推し進めるためには、知的財産への投資は必要不可欠であると考えております。
環境配慮型製品であるホールガーメント事業につきましては、更に機能強化した新製品の開発を促進するため、高水準の開発投資を継続します。また独自性を持った事業多角化の推進につきましても、早期に新事業を立ち上げるため事業領域を定め、投入資源の決定がおこなわれます。当社はこれらの研究開発から生まれた独自技術については、知的財産権で保護し、それを有効に活用することで他社との差別化を図っていきます。
技能グランプリへ出場の様子
人が作り込む品質
社内技能検定制度により、「ホールガーメント1級技術者」など高度な技能を持つ技術者の育成をおこなっています。 また、技能グランプリへの出場や技能検定取得などをサポートし、社員の技術力やチャレンジ精神、モチベーションを高めることにより、さらなる品質の向上を目指しています。
日常業務からアイデアを生み出す
「改善提案制度」という社内制度により、社員一人ひとりが継続的に創意工夫をしながら、品質向上、コスト低減、労働災害防止、顧客満足度向上、スキルアップ、エコロジー等、様々な視点で日常業務を見直しています。
改善提案制度を通じて業務の改善をイノベーション意識の醸成につなげています。
国内・海外においてお客様に応じたアフターサービスの提供に努めています。
全てのお客様に当社製品の機能を最大限に活用していただけるよう、本社内に講習施設を設け、経験豊富な専門スタッフがお客様のサポートをおこなっています。
また海外でも、現地法人やサービス拠点などを通じてサポート体制の充実に取り組んでいます。
避難訓練の様子
社員の健康、安全のために
企業活動は人がなくては存続しないものであり、働く人の安全と健康の確保のため、社員の健康サポート、安全活動、防災活動に取り組んでいます。
社員の声を届ける仕組み
SHIMA SEIKIグループ内での法令義務違反等の不正や不当な行為を発見した場合、相談や通報を受け付ける窓口として社内外に「企業倫理ヘルプライン(コンプライアンス相談窓口)」を開設しています。
憩いの場としての緑地
社員のリフレッシュのために
福利厚生施設として、社内にプール(夏季限定)やテニスコート、外部提携施設などがあります。社内プールは社員だけではなく地元住民へ開放し、さらに地域の防火水としての役割も担っています。広大な緑地は社員が休憩に利用するなど、リフレッシュスペースとして活用されています。
社員による情報提供・共有
1972年6月から発行している社内報により、社内の情報発信や情報共有をおこなっています。社員からの原稿協力も特徴のひとつであり、社員参加型のコミュニケーションツールとして活用しています。
企業内保育園「しまキッズランド」
女性の活躍の場を広げるために
女性社員が活躍できる雇用環境の整備を目指して、2017年4月に企業内保育園「しまキッズランド」を開設しました。また、研修や社外セミナーへの参加など、さらなるチャレンジへの意識づけの機会を設けるなど、女性の活躍の場を広げています。
人材のグローバル化を目指して
海外の人材を採用し、様々な価値観を受け入れることで多様なニーズに応え、さらに、海外ビジネスの基幹となる人材育成を目指しています。
活き活きと働き続ける
定年以降も引き続き勤務することを希望し、解雇事由または退職事由に該当しない社員に対し、満65歳までの期間、嘱託扱いとして勤務する再雇用制度を取り入れています。シニア層の豊富な経験を活かして若手社員に技術や知識を伝承するなど、目的を持って働き続けることができる環境を整備しています。
新入社員研修
キャリアアップを目指して
当社では社員一人ひとりがそれぞれの役割を果たせるように、必要な知識やスキルを修得するための研修を階層別に実施しています。自己啓発も奨励しており、多種多様な通信教育講座や外国語研修などを取り揃えています。
ETロボコンに向けた取り組み
また、技術力を磨くため、技術を競うコンテスト参加への取り組みや社内技能検定制度も設けています。
サプライヤー様と公平・公正な立場で接し、下請企業との取引適正化に関する法令を遵守しながら、次の基本方針に基づき、常に健全で透明な取引をおこないます。
双方の効率化を目指して
サプライヤー様との受注業務において電子データの「Web EDI」を活用することで、双方の作業負荷の軽減や効率化につながっています。また、ペーパーレス化によって環境負荷も低減されています。
交流の場を通して情報交換を
サプライヤー様主催による展示会や講習会を当社にて開催し、資材調達部門だけではなく、関連部門の情報収集や技術向上につなげています。その他、相互の課題や問題点を解決し、安定した品質で継続して供給いただくことができるよう、関連部署の社員がお取引様を訪問し、技術交流会を開催しています。